山陰の旅 3日目 美保関、境港、皆生
美保関の夜明けが見たくて、早く起きた。碧い海にいくつかの船が漂う。
波止場、船着場には、少しずつ漁師の姿が見え始める。
そして美保関灯台の方角からゆっくりと夜が明けていく。
鳥達がおとずれ、漁果をもとめ、舞っている。
日が昇りきるのをまち、
宿を出て、
美保神社に向かう。
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ご挨拶をし、巫女舞を少し拝見し、御神社を後にした。
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その後、青石畳通りを散策した。
後鳥羽上皇、後醍醐天皇が隠岐に流される折に逗留されたという仏谷寺にも訪問した。もの寂しい雰囲気を感じる寺院だった。天皇であった人物がこの様に、漁村の小さな寺院から隠岐へ流されたとは、随分無念で苦しいことだったろう。
美保関は、朝の光に輝いていた。いつまでもこの場所にいたかったけれど、、、名残惜しく後にして、境港に向かった。
境港は、鬼太郎町興しで有名だが、昔も今も変わらず、どこか寂れた懐かしい風情を残している。小さな時から水木しげる好きな私は、ここも一人旅で度々訪れているが、ブロンズ像やショップが増えても、風情は変わらなくて落ち着いた気持ちになる。
ここぞとばかり水木しげるワールドを遊び尽くした。
妖怪食品研究所の、目玉のおやじのお菓子も食べた。
リアル、、、
水木しげる記念館にも行った。
大好きな作品「一番病」のパネル。
どんなに成功しても満たされず、人よりも何もかも一番じゃなくては気が済まない、という性質の人を風刺した名作である。
楽しかった。
町にも鬼太郎がいっぱいだ。
猫娘電車に乗り、米子経由で皆生に向かった。
皆生の海。
対岸に、美保関、美保関灯台の明かりが見える。
皆生温泉に何度も入り、そろそろ旅も終わりが近づいて来た。
明日は、旅のまとめを書きます。