夢で会いたい

うたたねをしていたら、夢を見た。

私は夢の中で、母に電話をしようとしているが

いくつか心当たりの電話番号をかけても、つながらない。

アドレス帳にも登録されていない。

とても困った、困ったと思っている所で目が覚めた。

 

そして目が覚めた私は、夢の状態のままで、

携帯をとり、母に電話をしようとアドレス帳を探し、

そこでやっと気がつく。母は亡くなっていて、電話番号などもう無いのだ。

亡くなってもう5年もたつのに、まだこんな夢をみるとは、

命日が近いからだろうか。

 

 

”夢で会いたい”　という、豊田勇造さんの歌がとても好きで、

その歌詞ではもう会えないー亡くなった人が、生きているときのままの姿で夢に出てくる様が描写されている。

でも私は父にも母にも、夢でそういう風に出会ったことがない。

 

ただ、一度だけこんなことがあった。

 

母が亡くなって1年ほどしたころ、

（何かわすれたけど）悲しくて悲しくて仕方がないことがあった。

そして、翌日の準備もせずに、泣き寝入りしてしまった。

すると夢に母が現れて、

「仕方ないな、そんなことでどうするの、今回だけだからね」と言った。

 

そして翌日起きたら、

私の服や鞄がきちんとたたまれ整頓されて、出かけられるよう準備がされていた。

どうも、母がやってくれたようだった。

 

不思議だけど、本当の話である。

 

◇自然の生命（いのち）の力◇